道経一体経営セミナー
道徳経済一体思想の基礎を学ぶ
道徳経済一体思想を初めて学ぶ方を対象にした生涯学習セミナーです。経営者および幹部社員等を対象に「道徳と経済は一体である」という理念と、理念とそれに基づく道徳的経営を学ぶ機会を提供し、経営者と社員のモラルの向上と企業倫理の確立を通して、社会の道徳化に貢献することを目的に開催するものです。各地の商工会議所、法人会、経営者団体等の後援を得て全国で開催しています。
道徳経済一体思想とは
<人づくりの経営>
道経一体の経営では、事業の究極的な目的を「人づくり」に置き、「事業誠を悉(つ)くし救済を念となす」という考えを大切にします。 「事業誠を悉くし」とは、自社の事業が国家・社会の安定や発展に少しでも役立つようにと全力を尽くすことであり、「救済」とは、数々の恩恵に感謝報恩できる心根を持ち、社会に積極的に貢献できる自立した人を育てることです。その意味で、企業は「人づくりの道場」と位置づけられます。
<品性資本の経営>
「企業は人なり」といわれるように、企業経営の中心にあるのは常に人です。そして、資本は経営を行う過程で、いろいろな形に変容しますが、一貫して変わらないものが人間の中心に存在する「品性」という根源的な資本です。
企業においては、経営者を中心とした社員すべての品性を集結した組織の品性こそが、企業の諸活動を決定的に左右する最も重要な資本であるといえます。
<三方よしの経営>
企業は、社員、顧客、仕入先、地域社会などをはじめとした広い関係性の中で活動しています。したがって、自社の利益のみを優先して事業を行えば、一時的には成功することがあるかもしれませんが、そのような経営は決して長続きするものではありません。 「三方よしの経営」のめざすところは、組織の品性を高め、「積善の企業」をつくって永続的に発展し、事業を通じてステークホルダー(利害関係者)全体に対して調和的、長期的かつ安定的に貢献していく経営です。