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【第50回教育者研究会】大阪市会場で開催(7月6日)

 平成25年7月6日(土)、モラロジー研究所大阪講堂において教育者研究会を開催しました(後援:文部科学省、大阪市教育委員会)。教員など学校関係者60名を中心に130名が参加。来賓の大阪市教育委員会・永井哲郎教育長から「今年の3月に教育振興基本計画を改定し、今後3年間に集中して取り組む施策を計画した。その中にあるカリキュラム改革では、道徳教育を第1にあげている。このような時にこの研究会が開催されることは、非常に高い意義がある」と挨拶いただきました。
  同研究会では、柳本晶一講師(一般財団法人アスリートネットワーク理事長、アテネ・北京オリンピックバレーボール全日本女子チーム監督)による特別講演、穂苅満雄講師(モラロジー研究所社会教育講師)による講義、現役教員による実践報告、パネルディスカッションと豊富な内容で、参加者は熱心に耳を傾けました。
 参加した教員からは、「自分を振り返る機会が持てて、非常によい研修だった。」との感想も聞かれ、教師自身の人間力を高める充実した1日となりました。

【講義1】
 穂苅満雄講師による講義では、研究会のテーマ「思いやりの心を育てる」のもと、教員自身の道徳の必要性について述べました。教育の真の目的は子供たちの人格を高めることが目的ですが、そのためにはまず教師自身の人格を高めることが前提にある。そのためには教師は、まず自らが常に常識ある行動とともに、心づかい(よい心のあり方)を意識して、レベルの高い人格形成を目指すべきと説明しました。
 教師が持つ想いは、子供の幸せを願うことであるが、そのためにはその両親、地域の幸福につながるという意識を持ち、日々の教育に努めることによって、教師の役割が果すことができると説明しました。

【実践発表】
 山本芳弘氏(市立扇町小学校教諭)は、児童が安心を持って生活ができる学級経営を目指した取り組みを発表。 児童に、「ハッピーな学校を目指そう」と呼びかけ、その達成のための資料を作成し、児童と一緒に考え、実践につながる活動を紹介しました。
 福島信也氏(市立南港南中学校校長)は、道徳教材の活用方法を模擬授業を行いながら紹介しました。今回は、小学校の道徳教材を利用して、中学生向けの道徳授業を提案。小学生用の教材は内容の理解が容易であり、設問を中学生のレベルまで引き上げることによって、授業も成り立つ。教材の活用を教師が工夫することによって、生徒の道徳の理解も深めることができると述べました。

【講義2】
 穂苅講師は、目指すべき教師像について講義を展開。教師自身がかつては聖職者と言われていたが、時代の変化とともにそれがなくなった。しかし、今こそ教師は聖職者として誇りを持って教育に取り組んでほしいと訴えました。そのためには、感化を与えられる教師となることの必要性を述べ、待てる教師、祈れる教師となること、つまりは自らの器量が大きい人となって教育に努めていくことであると説明しました。

【特別講演】
 柳本晶一講師は「今、指導者に求められること」と題して講演。全日本女子バレーボールチームの監督を任され、オリンピックに導いたことについて、選手それぞれのエピソードを交えながら、経験に基づく指導者としてのあり方を熱心に語りました。 柳本氏が、常に心がけていたことは、選手から離れないこと。もしも事故や怪我があった場合の責任はもちろんですが、選手が新しい技術をものにしたとき、その瞬間を見逃さないために、選手の一挙手一投足を見ていたと述べ、教育者が子供から心を離さないことの重要性を訴えました。
 また、指導者の経験から、長期間活躍したトップアスリートの共通点を紹介。それは技術ではなく、素直であることと器の大きさ(寛大さ)であることと指摘、指導者が子供たちの力を引き出せるようになることが必要であると訴えられました。

【パネルディスカッション】
 市教育委員会の沼守誠也教育次長の他、幼稚園から中学校までの園長・校長の5名が登壇。沼守教育次長は、大阪市の教育の現状や教師のあり方について述べられました。そして、各成長過程における道徳教育の取り組みについて、各園長・校長が紹介し、目指すべき教育について紹介されました。

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