HOME > 教育者研究会 > 千葉県・柏会場

【第52回 教育者研究会】幼稚園教諭向けのプログラムを初開催!(千葉県・柏会場)


 平成27年8月7日(金)、麗澤中学・高等学校において開催。今年は初めて、小・中・高の教員向け(一般の部)とは別に、幼稚園教諭向けのプログラム(幼児教育の部)を同時開催。144名が参加しました。

講話

 来賓の後田博美・流山市教育委員会教育長が「教師に期待すること」と題して講話。教師の使命は「子供の心を育てること」とし、運動にせよ勉強にせよプロセスと同時に結果も意識すること、自身の教育のビジョンを学級だよりなどを通して伝えることなどを提案。「困った際に必要なのが教育ではない。困らないために必要なのだ」と結びました。

実践発表と講演

 幼児教育の部では、現職の幼稚園教諭2名が実践発表。一人ひとりをじっくり観察して向き不向きを理解する、何でも話せる存在であり続けるといった理想の先生像や、子供の成長には先生の感受性や傾聴力、友達との切磋琢磨が必要といった教訓を、日々の体験をとおして語りました。
 続いて、大久保静子・美しの森幼稚園長(モラロジー研究所教育者講師)が「幼児教育での教師像」と題して講演。幼児期は学ぼうとする心、自分と他者を大切に思う心=道徳性の種を作る時期とし、教諭の果たす役割は大きいと指摘、「挨拶を自分からする、先生の思いやりが児童の人格形成にインパクトを与える」と訴えました。
 また、発達障害を抱える児童の指導についても、みずからの体験を交えながら言及。「じっくり話を聞き、どうすればその子のためになるかを考える。それが思いやりである。児童のみならず先生の間でもそうした心づかいを発揮してほしい」と呼びかけました。

特別講演

 全参加者を対象に、押谷由夫・昭和女子大学大学院教授が特別講演(演題「教科化に向けた道徳教育のあり方」)。道徳の時間を要に、学校全体を人格形成の場にする必要性を訴えました。まず道徳教育とは何かについて、「かけがえのない一人ひとりが、よりよい生き方を追い求めていけるよう支援すること」と説明。それを通して、みずから感じ、考え、判断し、実践できる子供を育てる必要があると力説しました。そして子供たちの未来を拓くための心構えとして、@生きることA善行B継続C努力D具体的目標への絶対的信頼(信じれば必ずよいことがあるという確信)を育てることを紹介しました。
 さらに道徳の教科化の背景やねらいを、教育基本法に則って説明。道徳教育がめざす「人格の完成」のために、子供に自身の行動や心情を振り返る時間を持たせること、他の授業や家庭と連携しての具体的な指導計画を作ることなどを推奨しました。
 また幼児教育についても触れ、「笑顔で元気に、温かい言葉がけをすること。先生が実践すれば、子供もするようになる」とメッセージ。教育者が共に成長しようという意志を持つことが重要と語りました。

参加者の声

・「4月に教員になったばかりだが、授業の仕方はもちろん、生徒指導の面でも多くの宿題をいただいた気がする。しっかり生かしていきたい」
・「私の学校では道徳の授業があるが、そこで生徒に何を伝えられるかを考えさせられた。感動したこと、生徒への思い……。みずからの考えをしっかりと伝えられるよう、自分を高めていきたい」

<柏会場概要>
日時
平成27年8月7日(金)
会場
麗澤中学・高等学校
主な内容
来賓挨拶・講話
(後田博美・流山市教育委員会教育長)
実践発表
講演
(一般:上野怜・モラロジー研究所教育者講師)
(幼児教育:大久保静子・美しの森幼稚園長)
グループディスカッション
特別講演(押谷由夫・昭和女子大学大学院教授)
後援
文部科学省、千葉県教育委員会、
千葉県小・中学校長会、千葉県高等学校長協会、
各市教育委員会(柏市、松戸市、野田市、流山市、
我孫子市、鎌ケ谷市、船橋市、市川市、浦安市)
当日のプログラム

  • このページの上部へ
  • 前のページヘ戻る
  • トップページへ戻る

News & Event

  • 生涯学習セミナー開催一覧
  • 生涯学習講座開催一覧

トップページへ戻る 前のページヘ戻る このページの上部へ