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平成28年度 第1回公開教養講話を開催 元台湾総統府国策顧問・金美齢氏



 平成28年7月2日(土)、モラロジー研究所廣池千九郎記念講堂において本年度1回目の公開教養講話を開催。今回は元台湾総統府国策顧問で、モラロジー研究所顧問でもある金美齢氏が「家族という名のクスリ」と題して講演。行き過ぎた個人主義に警鐘を鳴らすと共に、家族の存在の大切さについて語りました。モラロジー生涯学習講座の受講者と一般参加者合わせて320名が聴講しました。

混迷の時代、“真っ当”に生きてこそ

 イギリスによるEU離脱、各国での極右政党の台頭……。世界的に広がりつつあるポピュリズム(大衆迎合主義)の波は、日本にも例外なく押し寄せていると金氏は言います。「(待機児童の問題を指摘した)保育園ブログに端を発した国政の動きなどを見て最近感じるのは、個人の幸せへの主張が行き過ぎているのではないかということ」。個の大切さは認めつつも、「自己の立場ばかりを優先して家族や周囲の存在に思いをめぐらせない人が多くなっているように感じる。それで本当に幸せか。自分を生んでくれた両親、安らぎを与えてくれる家族……。かけがえのない恩がある人たちを大切にしてこそ、心からの喜びを得られるのではないか」と述べました。

 混迷の時代にあってなお安全で平和な国、日本。国民が培ってきた調和の精神がもたらしたものであり、これこそが世界によい影響を与えると言う金氏。「真っ当に生きてきた日本人の生き様を体現し、そうした概念を一人ひとりが周囲に伝えていくこと。日本をさらによい国にし、世界の見本となっていきましょう」と締めくくると、会場は大きな拍手に包まれました。



金美齢・元台湾総統府国策顧問、モラロジー研究所顧問
会場のようす

金美齢(きん・びれい)


 昭和9(1934)年台湾生まれ。34年に留学生として来日、早稲田大学第一文学部英文科に入学。同大学大学院文学研究科博士課程単位修了。その後、英国ケンブリッジ大学客員研究員、早稲田大学文学部講師などを経て、JET日本語学校校長を務める。日本と台湾の親善に努め、政治、社会問題等でも積極的に発言。著書に『美しく齢を重ねる』(WAC)、『凛とした日本人』(PHP研究所)、近著に『家族という名のクスリ』(PHP文庫)など。

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