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平成27年度 第2回公開教養講話を開催 門田隆将氏

門田隆将氏

 平成27年8月14日(金)、モラロジー研究所廣池千九郎記念講堂において本年度2回目の公開教養講話を開催しました。今回は、ノンフィクション作家の門田隆将氏が「毅然と生きた日本人〜終戦70周年にあたって」と題して講話。モラロジー生涯学習講座の受講者と一般参加者合わせて216名が聴講しました。

大戦の知られざるエピソードと、今を生きる人々へ

 門田氏は、大東亜戦争時、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡で乗っていた輸送船が撃沈され、12日間の漂流の末に奇跡の生還を遂げた中嶋秀次さんのエピソードを中心に紹介。バシー海峡は、10万名を超える日本兵が生命を落としたとされるも、海の上ということから、戦後長らく慰霊碑の建立や慰霊祭を行うことが困難でした。通信兵として乗船し、生き残った中嶋さんは、仲間への鎮魂のために奮闘。私財と半生を投げ打ち、昭和56年、台湾の最南部に潮音寺を建立しました。
 門田氏は、中嶋さんが平成25年に92歳で他界する直前まで取材を続け、その生き方を、紛れもなく毅然と生きた日本人だったと評します。
「大正生まれの男性は、同世代の7人に1人が戦死している。そして生き残った人たちが、戦後復興と高度経済成長を成し遂げた原動力となった――」
 これまで取材を通して、多くの毅然と生きた日本人と出会った門田氏。彼らに共通するのは公のために生きたということであり、私たち次の世代も、その信念を受け継ぐことが大切だと述べ、講演を結びました。独自の取材力で培った臨場感あふれる話に、聴衆は真剣に耳を傾けていました。

門田隆将(かどた・りゅうしょう)


 昭和33年、高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたり、さまざまな分野で800本近い特集記事を執筆。平成20年にノンフィクション作家として独立し、“毅然と生きた日本人”をテーマに、ノンフィクション作家として次々と話題作を発表。代表作に、『裁判官が日本を滅ぼす』(WAC)、『なぜ君は絶望と闘えたのか ― 本村洋の3300日』(新潮社)、『甲子園への遺言 ― 伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯』(講談社)、『この命、義に捧ぐ ― 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)、『死の淵を見た男 ― 吉田昌郎と福島第一原発の500日』(PHP)『慟哭の海峡』(KADOKAWA)等がある。

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